Fri. May 8th, 2026

社会

よってらっしゃい、見てらっしゃい(2)

江戸っ子のひとりが昨日の豆腐が残りがあったことを思い出し、与太郎に聞いてみると、窯の中にしまっておいたと言います。暑い中、一晩中窯の中に置かれた豆腐は見事に腐っていて酸っぱい匂いがしてきます。 捨てるしかないと諦めたところに、町の若旦那が通りかかります、この若旦那は二枚目気取りのキザな男で江戸っ子からは嫌われておりました。そこでこの嫌われ者に腐った豆腐を食べさせよう二江戸っ子たちは画策します。 呼び止められた若旦那は「どうも、美男子のお揃いで」と招きに応じます。江戸っ子たちは「大した女泣かせだ」といって若旦那をおだてて、いい物を貰ったと腐った豆腐を見せます。 若旦那は知らないと言えずに「これは私のような通が食べる物だ」と答えました。「でしたら差し上げましょう」という事になりましたが、食べたくない若旦那は「持ち帰って晩酌の肴に」と逃げようとします。江戸っ子たちはそれではいけないと若旦那はを引き留め、とうとうその場で食べてもらうことに成功します。

ご利用は計画的に~(1)

みんな大好きなお金、それはどこからやってきてどこへと向かうのでしょうか貨幣システムを生み出したユダヤ人について見ていきましょう。 長い間祖国を追われ第二次世界大戦後にイスラエルを建国した流浪の民、レオナルド・ダビンチ、チャップリンやフロイトのような天才など、色々なイメージがユダヤ人にはあると思います。 大航海時代以降、資本経済の成長は貨幣システムに大きな変革をもたらしました。貨幣の需要が大きくなり、銀で補いきれなくったからです。約400年間続いた「銀貨の時代」は「紙幣の時代」へと変わっていきました。 フランスとの長期に及ぶ植民地戦争の戦費不足と国債の発行により、銀貨の調達が難しくなったイギリスは手形を変形させた紙幣に頼らざるを得ませんでした。そうした場面で頭角を現したのが、貨幣のスペシャリストーユダヤ商人でした。 ユダヤ人の歴史 ユダヤの人々の足跡を辿ると紀元前1500年頃に世界史に登場したヘブライ人にまで遡ります。ヘブライとは川の向こう側から来た人の意味で、また遊牧民だったユダヤ人の呼び名でもありました。

よってらっしゃい、見てらっしゃい(1)

最近めっきり若者に人気がない落語ですが、面白いお話を紹介していきたいと思います。 落語には滑稽な笑い話があれば、人情噺、怪談もあります。伝統的な古典落語の多くは江戸時代に成立し上方と江戸の両方で発展してきました。学校で習ってきた歴史ではわからない庶民の生活を知れるのも醍醐味だと言えるでしょう。 初期の落語は道端で演じられたため、辻囃とも呼ばれました。やがて芝居小屋や風呂屋、料亭などで演じられるようになりましたが、専門の演劇場が誕生したのは江戸の後期になります。昭和になり、戦時色が強くなると落語を中心に数多くの囃が上演を禁じられます。戦後復活した落語はテレビの放送とともに再び多くの落語家によって語り継がれるようになったのでした。 酢豆腐 夏の暑い日に江戸っ子たちが集まって酒を飲もうという話になりました。お酒はどうにかなりましたが、肴がありません。古い漬物を探し出し、刻んで水にさらせば良いおつまみになるという提案が出ましたが、臭い桶に誰が手を突っ込むかでまた一悶着になります。