ユダヤの人々はトーラを54の部分に区切り、一年周期で読み継いてきました。文字が読めなけれなばトーラを唱えることはできません。そのためにユダヤ人は教育熱心にならざるを得ず、他国民に比べて圧倒的に識字率が高くなりました。近世に多くの知的巨人が生まれたのもこれがその由縁だったのです。
世界各地に散らばったユダヤの人々は商業、貸金業を生業としていました。「トーラ」では厳格で過干渉な神の掟が多く決められていますが、異民族に対する金貸しについては寛容でした。
ユダヤ教には
「兄弟に利息を取って貸してはならない。金銭の利息、食物の利息などすべて貸して利息のつく物を取ってはならない。外国人には利息を取って貸してもよい。これはあなたが、あなたの神があなたのする事に祝福を与えられるためである」
(申命記第23章)
とあります。こうして利子を取る事を全面的に禁止するキリスト教世界でユダヤ人が金貸しとして生きることを可能にしていきました。
