今年の漢字が「熊」に選ばれました。北海道に多く生息しているヒグマ、
なぜ冬眠中に筋力は衰えないのでしょうか?
ヒグマは冬眠中でも何かあると、素早く飛び出し走ることができます。
数か月の冬眠をするヒグマですが、冬眠中は一切の摂食、飲水、排せつを行いません。人間は長期にわたって動かなかったり、飢餓状態が長く続くと筋肉を分解して熱源に変えてしまうため、歩くのもままならなくなります。
ヒグマは冬眠中のエネルギーのほとんどを、秋の間に貯めた脂肪から得ますが、脂肪からエネルギーを取り出す過程で、尿素などの代謝物質が作られます。その代謝物質はまた腎臓と膀胱から再吸収され、アンモニアに分解されます。
分解されたアンモニアは肝臓に戻り、タンパク質の元になるアミノ酸を新たに生成するために再利用されていたのです。つまり、冬眠中のヒグマは排尿は行われないのですが、実際には尿は作られ、その尿を再利用することで筋肉の中からタンパク質は減らず、筋肉も弱くならない独自のメカニズムを持っていたのです。
