私たちが好んで口にする寿司ネタ、「マグロ」年々その漁獲高は減ってきています。その実態をご存知でしょうか。
かつて、クロマグロはマグロ類全体の数パーセントしか流通しておらず、脂の乗ったトロの部分は僅かなため、クロマグロは高価でなかなか口にすることのできない貴重なものでありました。最近ではスーパーや回転寿司でも見かけるようになりましたが、これは養殖マグロが市場に出回るようになったからなのです。
回遊魚であるマグロ類は必要酸素量が多く
クロマグロ養殖の環境としては水深20m以上、波浪の影響が少ない、潮流が1~2ノット、溶存酸素量は7ppm、適水温は20度以上とされています。
マグロの養殖には多くの課題があり、それらを解決して行かなければなりませんでした。
養殖を始めた当初は稚魚まで育成することはできましたが、飼育のむずかしいクロマグロは稚魚以降には育たなかったといいます。
完全養殖の達成によって養殖用種苗の確保は天然資源に頼ることなく、人口生産が可能となりました。安定供給ができたことで産業としても発展できたのです。
