日本の伝統的な家屋はなぜ今の形になったのでしょう。
気にしたことはありますか?
六世紀の終わり、仏教建築が伝来するまでの日本の建築様式は柱を土の上に立て、床を高く張り、屋根は草ぶきで木に着色をしない形のものでした。
一方の仏教建築では柱を碇石に立て、柱に組み物を置き、屋根には瓦を、木部には彩色を施し、軒をそらせ、飾り金具を使った華やかなものだったといいます。
中国から伝わった建築様式は八世紀ごろまで影響がつづき、これがその後の日本建築の基本的な様式となりました。
中国からの影響をうけてきた建築ですが、様式そのものについては長い時間をかけて、日本的な感覚による取捨選択がされました。生活に便利なように新たな要素も加わっていきました。そうやって日本の家屋は独自の発展を遂げてきたといえるでしょう。
<引用:太田博太郎 著、奈良の寺々、吉川弘文館 >
